脳幹出血の左半身麻痺でやり抜く事

ある日の夏に脳幹出血で倒れ復活日々の日常の日記や最近覚えたてのチャットGPTを使って詩や小説などチャレンジしてます。

今日は小説2回目。タイトル:「押入れから私を読んでいる」


タイトル:「押入れから私を読んでいる」


第一話:押入れで見つけた日記帳


美奈(みな)は、引っ越したばかりのアパートで新しい生活を始めた。探検心が旺盛な彼女は、新居を探索していたある日、押入れの奥深くで古びた日記帳を見つけた。日記帳の表紙には、"My Secret World"と書かれていた。


興味津々の美奈は、日記帳のページをめくり始めた。そこには前に住んでいた女性の恋愛や日常が赤裸々に綴られていた。美奈は、その人生の物語に心を惹かれ、毎晩の習慣となり、日記帳を読むことを楽しみにしていた。


しかし、日記帳の内容は次第に不気味に変わっていった。女性がストーカーに付きまとわれているという描写が増え、状況は急速に緊迫していく。美奈は戸惑いながらも、読み進めることができずにはいなかった。


そして、日記帳の最後のページには、恐ろしい一文が書かれていた。「押入れから私を読んでいる人、あなたが私のストーカーだと知っています。今夜、あなたを殺します」。美奈の心臓が激しく鼓動し、寒気が彼女の背中を這う。


恐怖に震えながらも、美奈は押入れの中を調べることに決めた。すると、押入れの奥に、いつもとは異なる古い隠し扉があることに気づいた。彼女は胸が高鳴る中、隠し扉を開けてみると、そこには女性の血まみれの死体と凶器となったナイフが横たわっていた。


恐怖に支配されて美奈は悲鳴を上げたが、その時、アパートのドアがバンと閉まり、鍵がカチャリとかかる音がした。彼女は押入れから出られなくなってしまった。


絶望が美奈を襲い、息苦しさが彼女を包み込んだ。その時、耳元で女性の囁くような声が響く。「やっと会えたね、私のストーカーさん」。


美奈の心は恐怖に凍りつき、自分がどんな恐ろしい運命に巻き込まれたのかを理解することなく、闇の中に取り込まれていったのである。


第二話:押入れの監禁


美奈は押入れの中で絶望と恐怖に包まれたまま、声の主が誰なのか考え込んでいた。隠し扉が閉じられ、彼女は外の世界と完全に隔離されてしまったようだった。


「誰?なぜ私をストーカー呼ばわりするの?」美奈は声を詰まらせながら問いかけた。しかし、押入れの中の暗闇にはただの静寂が返ってくるだけであった。


すると、再びその不気味な囁くような声が耳元で響いた。「私の日記を勝手に読むなんて、あなたが私のストーカーでしょう。私の過去を覗き見して…」


美奈は混乱し、激しい動悸に苛まれながらも、思わず叫び出した。「違う!私はただ興味本位で読んでいただけだよ!」


声の主はしばらく沈黙し、その後また囁くように続けた。「でも、あなたは私の人生を奪ってしまったのです。私の死の真相を知ってしまったあなたは、もう逃れられないのですよ。」


美奈の頭には混乱と疑問が渦巻いていた。日記帳の中に書かれていたことが全て本当なら、美奈が読んだ女性は実際にストーカーに付きまとわれ、そして殺されてしまったのかもしれないという恐ろしい考えが彼女の心をかき乱していた。


「でも、私は本当に何も知りません!助けてください!」美奈は必死に叫び、押入れのドアを叩き始めた。しかし、どんなに力を込めても、扉は開かなかった。


すると、美奈の周りの空気が重くなり、押入れの中が薄暗い光で満たされた。そして、日記帳が自動的にページを開き始めた。


日記帳のページには、過去の出来事が次々と浮かび上がってきた。美奈はその出来事を目撃し、その場に立ち会ったかのように感じられた。恐ろしい現実が彼女の目の前に広がっていく。


そして、日記の中に書かれた事件の最後には、女性が自分を殺すストーカーによって押入れに閉じ込められたことが綴られていた。その記述を読んだ瞬間、美奈の体に戦慄が走った。


「私が自分を殺したのは、この日記を読んだあなた…」と、声の主が再び囁いた。


美奈は咄嗟に押入れの奥に下がり、背もたれに背中を預けた。彼女の心は恐怖と罪悪感で溢れ、自分が何者かの手によって呪われたような気がした。


「どうして…どうして私はここにいるの?私はただの読書好きな女性で、誰かを傷つけるつもりなんて…」


しかし、声の主は静かに答えた。「過去の秘密を覗き見る者には、運命が待っています。私の死の謎を解き明かすことができるのは、あなただけなのです。」


その言葉が美奈の心に突き刺さった。彼女は自分が引き起こした恐ろしい真実と向き合わなければならないことを理解した。だが、今は押入れから出られない状況で、彼女の運命はどうなるのだろうか…。


第三話:押入れの中の絶望


美奈は押入れの中で声の主と対峙しながらも、自分が引き起こした恐ろしい出来事に戦慄していた。彼女は悔恨と絶望の念が心を支配し、自分が日記帳を読むことで悲劇を招いてしまったことを悔やんでいた。


「どうしてこんなことに…?」美奈の声は小さく震えていた。「私はただ興味本位で…でも、あなたを殺すつもりなんて全然なかったのに…」


声の主は静かに美奈に近づいてきた。薄暗い光に包まれた中、彼女の姿が次第に浮かび上がっていく。それは、日記帳に書かれた女性の姿と瓜二つだった。


「私は…私は誰なの?」美奈の心は混乱と恐怖で揺れ動いていた。「なぜ私はここにいるの?」


声の主、つまり日記の主人公と思われる女性は、儚げな微笑みを浮かべて答えた。「私の名前は葵(あおい)。このアパートの前の住人よ。私が死んだ理由は、あなたが日記を読むことによって明らかになったでしょう?」


美奈は頭の中が真っ白になった。彼女が読んだ日記が、実際の出来事だったなんて信じられなかった。そして、その結果、葵が自分を殺すことになったという事実に耐えられなかった。


「私は…あなたに何もしていないのに…」美奈は自分を弁護するように言った。「どうして私がこのような運命を背負わなければならないの?」


葵の姿がさらに近づき、彼女は優しく美奈の手を取った。「あなたは何も悪くないわ。私は自分の日記を書いたことで、自分の死を招いたの。でも、それは過去のこと。あなたには私を救うチャンスがあるのよ。」


「救う…?」美奈は戸惑いながらも聞き返した。


葵は微笑みながら説明した。「私の魂が未練を残してこの世にとどまっている。あなたが私の死の真相を解き明かすことができれば、私は安らかに成仏できるわ。あなたが日記を読むことで、私の過去を知った。だから、あなたにこの使命を託すわ。私を救ってほしいの。」


美奈は深く息を吸い、決意を固めた。「わかりました。葵さん、私はあなたを救います。」


その言葉を受け、葵の姿は薄く透明になり、美奈の前から消えていく。押入れの中の光が徐々に明るくなり、窓から差し込む朝日が部屋を照らし始めた。


美奈は自分が押入れに閉じ込められていたのではなく、ただの日常に戻っていた。彼女は感謝の念と共に、葵の過去を解き明かし、その魂を成仏させるために努力することを誓った。


そして、美奈は葵の過去を探求し始めた。日記帳の記述と照らし合わせながら、彼女は葵がストーカーに付きまとわれていたことや、その真相を知る者が自分だけだったことを確信していった。


葵の死の真実に近づくにつれ、彼女は恐怖に立ち向かい、過去の悲劇に対峙していく勇気を持っていた。そして、葵の魂を救うために、自らの運命と向き合い、真実を解き明かしていくのであった。


最終話:押入れの中の真相


美奈は葵の過去を解き明かすために、アパートの近隣に住む住民たちや地元の歴史を調査し始めた。彼女は葵の友人や知人に会い、日記に書かれた出来事を確認しようと努力した。


その中で、美奈は葵と親しくしていたという老婦人と出会った。彼女は葵との交流を振り返りながら、彼女がストーカーに悩まされていたことを証言した。葵は何度も怪しい人物に尾行され、日記に書くことでその不安を紛らわせていたのだという。


「葵ちゃんはいつも怯えていたわ。それでも、誰にも相談できなくて、日記に書き連ねることで気持ちを整理していたんだと思うわ」と老婦人は言った。


美奈はさらに調査を進める中で、葵をストーカーしていた可能性が高い人物の情報をつかみ取った。その人物はすでにこの世にはいないが、美奈はその人物の関係者や友人に接触し、真相を追及していった。


やがて、美奈は葵をストーカーしていた人物の手口と、彼が葵に対して抱いていた病的な執着を知ることになった。彼は葵に猛烈な愛情を抱きつつ、彼女を束縛することでしか愛の存在を感じることができなかったようだった。


そして、事件の真相が明らかになるにつれ、美奈は自分が葵の日記を読むことでその人物の執拗なストーカー行為を再現してしまったことに気づいた。日記帳の中身を知ることで、葵が経験した恐怖や苦しみを再現してしまったのだ。


葵の魂が未練を抱え、美奈の前に姿を現したのも、彼女が救いを求めていたからだろう。美奈は自分が葵の過去を知ることで彼女の苦しみを再現してしまったことを深く反省し、その魂を安らかに導く決意を固めた。


そして、美奈は葵の過去を解き明かし、彼女の死の真相を告白することで、彼女の魂を救うことに成功した。葵の魂は光の中に包まれ、穏やかに次の世界へと旅立っていった。


美奈は葵の死の謎を解き明かすことで、自らの運命を変えた。彼女は恐怖や後悔に打ち勝ち、真実を知ることで成仏した葵の魂に感謝し、自分自身も心の平穏を取り戻した。


それからというもの、美奈は葵の死にまつわる事件の真相を記した本を執筆し、葵の魂の救済と自分自身の成長の物語として世に広めた。彼女の行動は多くの人々の心を触れ、同時に日記の中に閉じ込められていた葵の苦しみを理解する機会をもたらした。


美奈は葵の死の真相を知ることで、自らの人生に新たな意味を見出した。葵の魂は静かに安らかな場所に旅立ち、美奈の心にも平穏と希望が戻ったのであった。


おわり