短編小説を作成しました。タイトル:カメの恩返し 〜いや、お前が助けるんかい!〜
タイトル:カメの恩返し 〜いや、お前が助けるんかい!〜

第1章:浦島太郎、大ピンチ!
昔々、ある村に浦島太郎という青年がいた。彼は心優しく、海を眺めるのが好きだったが、決定的にカナヅチだった。
ある日、いつものように海辺を歩いていると、ふとした拍子に小石につまずいた。
「おっと! うわぁぁぁ!!」
どっぼーーん!!!
浦島太郎は見事なダイブを決めた。しかも頭から。
「ごぼっ……助けて……!」
もがけばもがくほど沈んでいく。あたりには誰もいない。
「やばい……人生終わったかも……」
そのとき——。
「おい、人間! しっかりしろ!」
太郎の耳に聞き慣れない声が響いた。目を開けると、目の前には巨大なカメがいた。
「……カメ? しゃべってる?」
「そんなことより、つかまれ!」
ぐわしっ!
カメは器用に太郎を前足で捕まえ、見事なバタフライで岸まで泳ぎ切った。
太郎は砂浜に転がりながら、荒い息をついた。
「……生きてる……?」
「おう、生きてるぞ。」
「君……誰?」
「オレはカメ吉だ。まぁ、助けてやったんだ。お礼に竜宮城でも行こうぜ!」
「いや、意味がわからん!!!」
第2章:助けたのはカメ? いや、助けられたのはオレ!?
「ちょっと待って、普通は助けた側が恩返しされるんじゃないの!? なんで助けられたオレが竜宮城に行く流れになってるの!? 逆じゃない!?」
「まぁまぁ、細かいことは気にすんな!」
「いや、めちゃくちゃ気になるわ!!」
「とにかく、竜宮城へ行くぞ!!」
「だからなんで!?」
抵抗むなしく、太郎はカメ吉に背中に乗せられ、強制連行された。
「ちょっ、待っ、オレ泳げないから無理無理無理!!!」
「だから乗せてんじゃねぇか!」
「いやそういう問題じゃなくてーーー!!!」
叫ぶ間もなく、ザブン! ふたりは海の中へと消えていった——。
第3章:竜宮城で恩返し!?
「……で、ここが竜宮城か……」
目の前に広がるのは、信じられないほど豪華な宮殿だった。金色の柱、七色の光る魚たち、美しい珊瑚の装飾。
「え、すごい……。ていうか、息できるんだけど。」
「まぁ、そういう魔法がかかってるからな。」
「いや、その説明で納得しろってのが無理!!!」
「おっと、乙姫様が来たぜ!」
扉が開くと、現れたのは——
「いらっしゃいませ、浦島太郎様。」
そこには、どう見てもヤンキーな乙姫がいた。
「オイッス! ここが竜宮城だ! 遠慮なく飲み食いしてくれや!」
「え、なんか思ってたのと違う……!」
第4章:乙姫の正体、まさかの展開!
「乙姫様、何か想像と違うんですが……」
「おっと、オレのことか?」
「なんでガニ股!? なんで腕組んでる!? なんでそんなサングラス!?」
「気にすんな! さぁ、飲め!」
「いや、もうツッコミが追いつかない……」
すると、太郎の隣でカメ吉が言った。
「実は乙姫はもともと、ここの番長なんだ。」
「は!? 乙姫って、もっとこう……かぐや姫みたいな……おしとやかな……」
「オレがそんなんだったら、竜宮城まわんねぇだろ?」
「確かに……!!」
第5章:海底王国で大騒ぎ!
宴が始まると、竜宮城は大騒ぎになった。
・乙姫がサメと相撲対決
・カメ吉が酔っぱらって逆さ泳ぎ
・タコがたこ焼きを焼こうとして大パニック
太郎はもう、何が何だか分からなかった。
「お、おれ、帰りたい……」
「帰るのか?」
「うん……」
「よし、これを持っていけ!」
そう言って渡されたのは玉手箱。
第6章:玉手箱の中身は……???
「けど、開けちゃダメってやつでしょ?」
「まぁ、一応な。でも気になるなら開けてもいいぜ?」
「そんなゆるいルールなの!?」
太郎は村へ戻ると、どうしても気になって箱を開けた。
ボフッ!!
白い煙が出た……が——
「え、なんか……筋肉ムキムキになってるんだけど!?」
乙姫からの贈り物は、なんと海底パワーだった。
「おいおい、これ開けたら爺さんになるんじゃなかったのか!?」
「なわけねぇだろ! んな古臭い呪い、もう廃止したんだよ!」
「いや、そんなシステムの話だったの!??」

エピローグ:これからの浦島太郎
「というわけで、なんかオレ、めちゃくちゃ強くなったわ……」
「良かったじゃねぇか!」
「けど、もう二度と海には行かない……絶対溺れるし……」
「そりゃそうだな!」
こうして、浦島太郎は溺れることもなく、筋肉ムキムキで平和に暮らした——めでたし、めでたし!
(完)
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。