今日も新都市伝説からです。
深夜2時の「NIGHTCHAT」都市伝説の内容です。
深夜2時に、知らない番号からメッセージが届くという「NIGHTCHAT」という怪談。
送られてくるのは、何もない部屋の写真や、聞き取れない音声メッセージ。「誰?」と返信すると、相手は「君が来るのを待っていた」と返す。
そのままやりとりを続けてしまうと、メッセージに送られてくる写真の中に、だんだん自分の部屋の一部が映り始める。そして、最終的に**「ドアを開けて」**というメッセージが送られてきたとき…部屋の外からノックの音が聞こえるという…。
ここからが創作した。物語です。
タイトル:深夜2時の「NIGHTCHAT」
1. 奇妙なメッセージ
深夜2時。
大学生の高橋駿(たかはししゅん)は、部屋のベッドでスマホをいじっていた。そろそろ寝ようと思いながらも、SNSをスクロールし続ける手が止まらない。
そのとき、スマホがポンッと軽い通知音を鳴らした。
【新しいメッセージがあります】
「ん? 誰からだ?」
確認すると、見知らぬ番号からのメッセージだった。
──『こんばんは。起きていますか?』
(誰だこれ…?)
不審に思いながらも、興味本位で返信してみる。
「どちら様ですか?」
数秒後、すぐに返信が来た。
──『NIGHTCHATです。』
(NIGHTCHAT? なんだそりゃ…)
見覚えのないアプリだが、試しにスマホのホーム画面を確認してみる。
すると、いつの間にか、そこに「NIGHTCHAT」というアプリのアイコンがあった。
2. 消せないアプリ
駿は気味が悪くなり、すぐにアプリを削除しようとした。しかし、削除ボタンが反応しない。
「……は?」
スマホの電源を落とそうとするが、電源ボタンも反応しない。
その間にも、次々とメッセージが届く。
──『君が来るのを待っていた。』
──『会話を始めましょう。』
駿はゾクッとした。
これはただのいたずらなのか、それとも…?
「お前、誰だよ?」
強い口調で返信すると、数秒の間が空いた後、メッセージが届いた。
──『君の部屋をよく見て。』
(は…?)
駿は息を呑んだ。
そして、スマホを握る手が震えた。
部屋の隅に置いてある本棚の上の方に、見覚えのないスマホが置かれていた。
3. 監視される恐怖
駿は恐る恐る本棚に近づき、そのスマホを手に取った。
電源を入れると、画面には「NIGHTCHAT」のチャット画面が開かれていた。
そして、新たなメッセージが表示された。
──『それ、私のです。』
「っ…!!」
駿は慌ててスマホを放り投げた。
胸がドクドクと音を立て、冷や汗が背中を伝う。
(ふざけんな…どういうことだよ…!?)
駿はスマホを持ち、友人の佐々木陽介(ささきようすけ)に電話をかけた。
「なあ陽介、今すぐ通話してくれ! 変なことが起きてる!」
しかし、コール音の途中で、スマホの画面が突然ブラックアウトした。
次の瞬間、スマホが勝手に再起動され、画面には「NIGHTCHAT」のアプリが開かれていた。
そして、新しいメッセージ。
──『電話は無駄ですよ。』
駿の手が震える。
──『次は、ドアを見て。』
「っ…!」
駿は恐る恐る視線を向けた。
ドアの隙間から、何かが覗いていた。
4. 扉の向こうの存在
駿の心臓は激しく脈打っていた。
(やめろ…開くなよ…!)
ガチャ…
ゆっくりと、ドアノブが回る音がした。
駿は反射的にスマホを掴み、ベッドの端まで後ずさった。
「誰だよ…! ふざけるな!」
すると、「NIGHTCHAT」からメッセージが届いた。
──『今から、会いに行きますね。』
ガチャ…
ドアが、ほんの数センチ開いた。
そこから見えたのは、白い手。
駿は呼吸が荒くなった。
(これは…ヤバい…!)
その瞬間、玄関のチャイムが鳴った。
ピンポーン…
5. 訪問者
駿は混乱しながらも、玄関に向かった。
(こんな時間に…誰だ?)
スマホのカメラで玄関のドアの向こうを映す。
そこには――
誰もいなかった。
しかし、玄関の足元には1枚の紙が落ちていた。
『NIGHTCHATへようこそ。君は選ばれました。』
駿の背筋が凍る。
スマホを見ると、新しいメッセージが届いていた。
──『ドアを開けて。』
駿は恐怖に駆られ、ドアを開けるのをやめた。
だが、その瞬間――
「カチャ」
勝手に玄関の鍵が開いた。
6. 侵入者
駿は一瞬、動けなかった。
ドアの向こうから、ゆっくりと黒い影が現れた。
それは人の形をしていたが、顔はない。
目も鼻も口もなく、ただ闇のような黒がそこにあった。
「っ…!」
駿は必死で後ずさるが、足がもつれて倒れ込む。
その間にも、影は近づいてくる。
そして、影は駿のスマホを指差した。
スマホの画面には、こう表示されていた。
──『NIGHTCHATを閉じてはいけません。』
駿は意を決し、スマホを床に叩きつけた。
バキッ!
スマホが砕けると同時に、影がギャアアア…と耳をつんざくような悲鳴を上げ、消えていった。
7. 消えない記録
気がつくと、駿はベッドの上にいた。
時間は朝7時。
「……夢?」
恐る恐るスマホを手に取る。
壊したはずのスマホは無傷だった。
ホーム画面を確認すると、そこに「NIGHTCHAT」のアプリはなかった。
(終わった…のか?)
駿は胸を撫で下ろした。
だが、その夜。
ベッドに入った駿は、スマホを充電しようと手に取った。
すると、画面が突然点灯し、見覚えのあるメッセージが表示された。
──『まだ、終わっていませんよ。』
駿のスマホの画面には、部屋の隅を映したライブ映像が表示されていた。
そこには――
黒い影が、じっとこちらを見つめていた。
エピローグ
NIGHTCHATは、消すことができない。
この物語を読んでしまった君のスマホにも、もしかしたら――
今夜、深夜2時に通知が届くかもしれない。
『こんばんは。起きていますか?』
(完)
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