1日1日を楽しく生きる

ある日の夏に脳幹出血で倒れ復活日々の日常の日記や最近覚えたてのチャットGPTを使って詩や小説などチャレンジしてます。

短編小説作成しました。タイトル:島の掟

ミノ711

タイトル:島の掟



プロローグ

九州のある県の南に浮かぶとある島。
人口100人ほどの小さな島で、島民は古くからの掟を守りながら慎ましく暮らしていた。
ここには、昔から語り継がれる伝説がある。

「島の掟を破った者には、島の神が罰を下す」

その罰とは、「消失」。
島のルールを破った者は、ある日突然、誰にも気づかれずに消えてしまうのだ。
その名の通り、島の者たちはその人の存在を忘れてしまう。
写真も記録も、まるで最初から存在しなかったかのように消える。

この話を単なる迷信と笑う者は少ない。
なぜなら、実際に「消えた者」が何人もいたからだ。


第一章:転校生

東京からこの島にやってきた高校生・高橋 亮(たかはし りょう)は、この小さな島の学校に転校してきた。
父の仕事の都合で引っ越してきたのだが、彼は正直、この島のことをよく思っていなかった。

「マジで何もねぇじゃん……」

コンビニもファミレスもなく、夜になると街灯すら少ない。
島民たちは「よそ者」に冷たい。
学校のクラスメートも、彼とは最低限の会話しか交わさない。

そんな中、一人だけ親しげに話しかけてくれる少女がいた。
「木村 咲(きむら さき)」という同級生だ。

「ここ、何もなくてつまんないでしょ?」
「都会から来た人って、だいたいすぐに帰っちゃうんだよね」

咲は明るい笑顔で話しかけてくる。
亮は少し安心した。

「そうそう、この島にはね、変なルールがいっぱいあるんだよ」
「例えば、夜の11時以降は、絶対に外に出ちゃいけないとか」

「なんで?」

亮が尋ねると、咲は少し表情を曇らせた。

「……ううん、なんでもない。とにかく、島のルールはちゃんと守った方がいいよ」

亮は、その忠告をあまり気にしなかった。


第二章:深夜の物音

転校して一週間が経った夜。

両親は仕事で本土に出ており、亮は一人で留守番をしていた。
夜11時を過ぎた頃、ふと、外から**「カリ…カリ…」**という音が聞こえてきた。

(……何の音だ?)

不思議に思い、窓を開けると、遠くの方に人影が見えた。

それは、誰かが地面に何かを刻んでいるように見えた。
懐中電灯を手に持ち、静かに近づく。

そこには、咲がいた。

「……咲?」

彼女は驚いたように顔を上げた。
手には古びたナイフを持っており、地面に何かを書き込んでいる。

「亮くん……どうして……?」

「いや、そっちこそ何してるんだよ?」

彼女は答えず、ただ震えていた。

亮が足元を見ると、地面にはこう刻まれていた。

「見てはいけない」

その瞬間、遠くで何かが動く気配がした。

ザザッ……ザザザ……

「誰かいるのか……?」

そう呟いた瞬間、咲は亮の腕を強く掴んだ。

「亮くん……お願い……すぐに帰って」

その表情は、今までに見たことがないほど怯えていた。

(やばい……これは、本当にマズいのかもしれない)

亮は急いで家に戻った。
だが、それが最悪の夜の始まりだった。


第三章:消失

次の日、学校へ行くと、奇妙なことが起こっていた。

「……咲? いないのか?」

教室を見回すが、咲の姿がない。
先生に聞いても、クラスメートに聞いても、誰も彼女のことを知らないという。

「……咲? 誰それ?」

そんなはずはない。
亮は昨日、確かに彼女と会話をしていた。

だが、スマホの履歴を見ても、彼女とのやり取りは消えていた。
写真も、記録も、すべてが消えていた。

(おかしい……)

彼は焦りながら、島の図書館で古い資料を調べた。
すると、そこには古い記事があった。

「昭和30年頃、この島で謎の消失事件が相次いだ。
 島の掟を破った者は、ある日突然消え、誰の記憶からも消される――」

(嘘だろ……咲も……?)

亮はその時、気づいた。
「俺も島の掟を破った」と。


第四章:追われる者

その夜、亮は奇妙な物音で目を覚ました。

「カリ……カリ……」

窓の外を見ると、地面に何かが刻まれていた。

「次はお前だ」

ゾッとした瞬間、背後で誰かが囁いた。

「見てはいけないと言ったのに」

振り向くと、そこには……

歪んだ笑顔の咲が立っていた。


エピローグ

翌朝。

島ではいつも通りの平和な日常が続いていた。
だが、学校の教室には高橋亮という生徒の姿はなかった。

「……亮? 誰それ?」

クラスメートは、亮の存在を覚えていない。
先生も、家族も、誰もが彼を忘れていた。

島の神が、また一人を消したのだ。

そして、誰かがまた、夜に「見てはいけないもの」を見つけてしまうのだろう――。


【完】







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